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合皮素材のクリーニングについて

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公開日:2014年1月29日|Author:fukusawa|カテゴリー:クリーニング・お洗濯

ポリウレタン素材(合皮)を使用した衣類はたくさん市販されていますが、
ポリウレタンの特性や性質を知らずにご購入されている方が
ほとんどではないでしょうか?
このポリウレタン素材の衣類の寿命は、製造されてから3年と言われています。
購入してから3年では、ありません。
製造されてから3年です!!

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ポリウレタンとは、通常イソシアネート基とアルコール基が縮合してできる
ウレタン結合で、
モノマーを共重合させた高分子化合物である。
ウレタン樹脂ともいう。プラスチックの分類を表す略号はPUである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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このポリウレタン素材は、空気中の湿気や紫外線、熱や汚れなどにより、
時間の経過とともに劣化してしまいます。

空気中の水分により劣化しますので、新品のまま収納していても
劣化を抑えることはできません。

衣類表面にべとつきが発生したり、製造から3年未満でも
着用時のエリヤ袖口などの摩擦や汚れがつき易い部分は、特に早く劣化します。

ポリウレタン樹脂コーティングの衣類を購入する場合は、
寿命は製造から3年だと言う事を理解してから購入することが大切です。

ポリウレタン素材をクリーニングに出して収納後、シーズンに着用しようと思ったら、
べとつきや剥離が発生していると、消費者の方は、
「きっとクリーニング店でのクリーニング方法に問題があるのでは・・・・」
と思われるでしょう。

しかし原因のほとんどは、時間経過よるポリウレタン素材の劣化なのです。

このポリウレタンの素材の衣類は、プロのクリーニング店でも
結構、気を遣う衣類なのです。

また、クリーニング店での洗浄で、劣化している部分(エリや袖口など)が
破れてしまうことがあります。

この場合、そもそもの原因は、ポリウレタン素材の劣化により、
生地が崩壊寸前の状態になっているのが原因なのです。

ポリウレタン素材の劣化状況は、見た目でだけでは判断がむずかしく、
完璧に劣化状況を認識するのは不可能なのです。

ポリウレタン素材の衣類の取り扱い表示などにも
製造年月や寿命が表示されていることはごくまれで、
クリーニングに出した後などに気づく場合がほとんどです。

販売時にアパレルメーカーさんが取り扱いに注意を促す説明をせずに
販売しているのも今後の課題ですね。

また、トラブルをなくすためにも、消費者もデザインなどで購入するだけではなく、
洗濯表示などを確認し、商品のデメリット情報やケア方法などを
理解してから購入することも大切です。

 

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↑ドライクリーニング可能表示でも、ドライクリーニングすると樹脂が剥離したり、
ひび割れを起こしてしまいます。 また、ドライ溶剤の残留による皮膚炎などの心配も!?

 

↓経年劣化により剥離した様子

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当店では、トラブルのないようこのような事態になることをご理解いただき
お客様納得のうえお預かりするようにしています。

また、ポリウレタンに適したクリーニング方法で
お客様のお役に立てるように心掛けています。

どうぞ、ご相談くださいませ。

当店掲示ポスター
TS3B0307

(2008-11-29更新 当店アメブロ記事より転載 )

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